サブウェイタイルを使ったキッチンや洗面所の事例など。目地の配色が与える印象についても。
ブルックリンスタイルやカフェ風インテリアに欠かせないのが「サブウェイタイル」。
インテリアに敏感な人の間ではマストアイテムでもあります。
サブウェイタイルを取り入れたキッチンや洗面所は、シンプルなのにとてもおしゃれで憧れてしまいますよね。
最近では手軽にDIYできるように、サブウェイタイルのシールやシートタイプの壁紙なども販売されていますが、ここでは北欧住宅に取り入れてみたい本格的なインテリアとしてのサブウェイタイルの事例をご紹介していきます。
サブウェイタイルとは
サブウェイタイルの発祥は、アメリカ・ニューヨーク。
1903年に開業した地下鉄の駅構内で使われたのが始まりです。
サブウェイタイルは、日本の陶磁器に魅せられた建築家が特別に発注したものといわれています。
インテリアでは、白い長方形のタイルを交互に貼るのが基本のスタイルですが、ニューヨークの地下鉄では正方形のタイルを通し目地で貼ったり、モザイクタイルで地名を表記したり、様々なアイディアで彩られています。
サブウェイタイルを取り入れたキッチン
家の中で、サブウェイタイルを取り入れたい筆頭として挙げられるのがキッチンではないでしょうか。
リビングやダイニングから目に入るキッチンは美しくありたいもの。
ここでは、キッチン×サブウェイタイルの事例をご紹介します。
木製のキッチン×サブウェイタイル
木製のキッチンと白いサブウェイタイルは相性抜群。
北欧住宅に良く合う、人気のスタイルです。
キッチンカウンター×サブウェイタイル
キッチンカウンター廻りにサブウェイタイルを貼る方法も。
シンプルな空間のアクセントになります。
ブルーの壁とのコントラストも美しいですね。
ステンレスキッチン×サブウェイタイル
ステンレスキッチンと白いサブウェイタイルでスタイリッシュな空間に。
壁全面に貼っても、白いサブウェイタイルなら圧迫感がありません。
グラデーションが美しいサブウェイタイル
濃い青のサブウェイタイルはキッチンで主役級の存在感。
よく見ると、釉薬(うわぐすり)がグラデーションになっており、ツヤ感も美しいタイルです。
幅が異なるタイルを取り入れているので、サブウェイタイルの表情も豊かです。
北欧インテリア×サブウェイタイル
北欧スタイルのインテリアにはサブウェイタイルがよく似合います。
グレーは意外とインテリアに合わせやすい色。
ブルーグレーのBRUNOとミルクパンも良いアクセントになっています。
ダイニング側の北欧柄のファブリックパネルもかわいいですね。
サブウェイタイルでキッチンにアクセント
木目の空間の中で、濃い青のサブウェイタイルがアクセントになっています。
コンロ前をタイルにするのは機能性としても◎。
キッチン以外でも使えるサブウェイタイル
サブウェイタイルはキッチン以外の水回り(洗面所やお風呂、トイレなど)でも活躍してくれます。
その事例と、ひと味違うタイルの貼り方もご紹介致します。
浴室×サブウェイタイル
置き型のバスタブとサブウェイタイル、まるで海外のバスルームのようです。
浴室には”白”を全面的に取り入れることで、明るさと広さを演出できます。
洗面台×サブウェイタイル_1
通し目地で貼った白いサブウェイタイルは、クールな印象に。
整えられた洗面台に清潔感をプラス。
洗面台×サブウェイタイル_2
サブウェイタイルを縦に交互に貼ると、クールで個性的な表情に。
インダストリアルデザインの中にも上品さが漂います。
トイレ×サブウェイタイル
汚れやすく、単調な空間になりやすいトイレ。
サブウェイタイルを取り入れることで清掃性もデザイン性もUPします。
ユニークな貼り方のサブウェイタイル
サブウェイタイルをヘリンボーンスタイルで貼ると、こんな面白い表情に。
とても目を引くデザインです。
立体感のあるデザインのサブウェイタイル
タイルの角が斜めにカットされているものは、テーパータイプと呼ばれるサブウェイタイル。
目地を細くすることで、立体的なデザインが活きてきます。
タイルの色と目地の色について
サブウェイタイルは白い色が多いですが、黒や濃紺もアクセント使いにおすすめです。
また、目地の色や目地の幅によっても、サブウェイタイルの表情は全く変わります。
タイルの色柄や質感を強調したい場合は、目地を細くしたり、目地の色を抑えたりすると調和をとりやすいでしょう。
ここでは、サブウェイタイルの色や目地の選び方で参考になる事例をご紹介します。
黒い目地×サブウェイタイル
細くて黒い目地はクールでトラディショナルな印象に。
カフェ風インテリアにもよく合います。
グレーの目地×サブウェイタイル
グレーの目地はタイルを際立たせながらも、主張しすぎないので使いやすい色です。
黒よりも穏やかで優しい印象に。
白い目地×サブウェイタイル
目地が白いとタイルの清潔感がより際立ちますね。
自然素材を生かしたナチュラルインテリアにピッタリです。
白い目地×黒いサブウェイタイル
黒いサブウェイタイルをアクセント使いした例です。
少し貼るだけでも空間が引き締まりますね。
カラフルなサブウェイタイル
こちらも洗面台にアクセントとしてサブウェイタイルを取り入れた例。
ミラー枠のブラウンと同系色のタイルも使用しているので、複数色のタイルを貼っていても、まとまりのある空間に仕上がっています。
マットカラーのサブウェイタイル
マット感のある、スモーキーカラーのサブウェイタイルも。
グレージュ系の色を使うことによって、落ち着いた雰囲気を演出してくれます。
目地色もグレーで美しい調和がとれていますね。
サブウェイタイルの価格について
最後に少しだけサブウェイタイルの値段について触れておきましょう。
タイルは1枚1枚釉薬をかけて焼成するという手間のかかる建材です。
それだけに値段が少し張るものが多いでしょう。
平米当たりで約4,000~10,000円の商品が多いですが、海外製のタイルはその2~3倍の価格になることも。
また、施工費用の予算も忘れないようにしましょう。
まとめ
サブウェイタイルの事例をたくさんご紹介しましたが、お気に入りのデザインパターンは見つかりましたか?
タイルは価格が少々高めですが、耐久性に優れ、お掃除もラクになるという嬉しいメリットもあります。
汚れやすい、水がかかりやすい場所にアクセントとして使っても楽しめますから、気軽に取り入れてみてくださいね。