自宅にサウナを作る際、知っておきたいポイント5選!サウナの効果や維持費なども。
日本の温泉には欠かせないサウナ。
発祥は北欧の国フィンランドということをご存知ですか?
日本のお風呂に湯船が欠かせないように、フィンランドの暮らしにサウナは必須のアイテムです。
「自宅にサウナが欲しいな〜」と思っても、気になるのはやっぱりお金のこと。
初期費用やランニングコスト、知っているようで知らないサウナの話をご紹介いたします!
サウナの種類
サウナは大きく分けて2つの種類があります。
日本でサウナと呼ばれるものは主に「乾式サウナ」のことを指します。
温度が80~100℃、湿度が10%ほどで、健康ランドに設置されているサウナの多くは乾式です。
中高年の男性に人気の乾式サウナですが、熱気と息苦しさが苦手な方もいるのではないでしょうか。
それに対して、フィンランドのサウナは「湿式サウナ」といわれ、湿度が高いのが特徴。
サウナストーブで熱した石に水をかけ、マイナスイオンを含んだ蒸気を発生させるのですが、これを「ロウリュ」と呼び、ロウリュによって温度と湿度を調整します。
湿度とともに体感温度も上がり、発汗が促される仕組みです。
湿式サウナの温度は、60~80℃と乾式サウナより低めなので、サウナが苦手な方でもゆっくりと汗をかき、リラックスすることができるでしょう。
本場のフィンランドでは、その日の気分でロウリュを楽しみながら、自分好みの湿度と温度に調整しているそうです。
湿式サウナの効果について
日本では汗をかいたり、デトックスが目的でサウナを利用する方が多いかもしれませんが、フィンランド流のサウナは心と体をリラックスさせることが目的。
フィンランドでは自宅だけではなく、オフィスや学校、公共施設など人の集まる場所にはサウナがあり、家族や友人とサウナの中でもコミュニケーションを楽しみます。
それがよりリラクゼーション効果を高めていきます。
適湿・適温の環境は体への負担も少なく、蒸気に包まれながらじんわりと汗をかいていき、とても気持ちの良いものです。
サウナでは交感神経が刺激され、水風呂では副交感神経が刺激されますが、これを適度に繰り返すことで自律神経を整える効果もあります。
また、サウナは血管が広がり血行促進の効果もあります。
筋肉にも血液が多く流れるので、肩こりや体の疲労軽減にも役立ちますし、新陳代謝も活発になるので、むくみの解消やアンチエイジングの効果も期待できるでしょう。
湿式サウナの導入費用とサイズ
湿式サウナの値段は80~130万円台が相場となっています。
ビルトイン施工で外装にこだわってみたり、据え置き型でコストを下げたり、様々な設置・施工方法があります。
ここからはフィンランドサウナの精神ともいえる「ロウリュ」を家庭で楽しめるサウナ製品を値段とともにご紹介します。
METOS(メトス)/プライベートサウナ クリマ
出典:株式会社メトス
メトスのサウナは給排気システムにより、サウナ内の空気を新鮮な状態に保つことができます。
空気対流に配慮した設計で、ロウリュで発生する蒸気が全身を包み込ます。
使用後の湿気も素早く換気し、防湿性能を高めているのも特徴です。
また、”ECO運転モード”を搭載しているので、月々の電気代を抑えやすいことも◎。
内装は耐久性の高いフィッチを使用していますが、オプションでパイン・ヒノキなど4種類の木材をセレクトできます。
液晶テレビやサウンドシステムなどオプションも豊富。
自宅ならではの”くつろぎのひととき”をデザインしてみてはいかがでしょうか。
サイズ:W118×D89×H198.5(cm)2人用(定価):138万円(税抜)※据え置き・ビルトイン同額
サイズ:W118×D118×H198.5(cm)3人用(定価):165万円(税抜)※据え置き・ビルトイン同額
サイズ:W164×D118×H198.5(cm)
フィンランドサウナジャパン/ホームヒノキサウナ
ロウリュを楽しめる本格派のHSタイプは、日本人になじみ深いヒノキを横貼りした内装です。
マイナスイオンと檜の香りに包まれる贅沢な空間を自宅に取り入れることができます。
HSタイプは、空気を対流させながらサウナ室を暖め、常に空気をクリーンな状態に保つ給排気システムを装備しています。
標準サイズは90×90(cm)~195×195(cm)まであり、オーダー製作も可能。
サイズ:W90×D90×H188ビルトイン型(HSB)定価:約88万円(税抜)
サイズ:W105×D105×H188据え置き型(HSL)定価:約83万円(税抜)
サイズ:W91.5×D91.5×H188据え置き型(HSL)定価:約98万円(税抜)
サイズ:W106.5×D106.5×H188
神戸メディケア/ナチュラルスパ・ロウリュ
フィンランドの天然香花石を取り入れ、据え置き型でありながら本格的なロウリュが楽しめるサウナです。
内外装は変色や焼けに強い、国産のアバチ材を使用しています。
また、国産総ヒノキ造りの「ナチュラルスパ・ロウリュ檜」もあります。
ビルトインオーダーサウナも製作可能で、費用は70万円からとなっています。
サイズ:W90×D90×H180(cm)ナチュラルスパ・ロウリュ檜(定価):約142万円(税込)
サイズ:W90×D90×H180(cm)
サウナの維持費
ロウリュ式サウナの場合、温度や湿度の調整はロウリュによって行うので、ランニングコストを節約することができます。
サウナの性能や電気の契約内容にもよりますが、1時間あたりの電気代は40~70円程度。
毎日2時間使用したとしても、電気代は月々2,000~4,000円位ですので、毎週末サウナに通うよりもずっとお得かもしれませんね!
また、浴槽を水風呂に使う機会が増えるのでガス代の節約にも繋がります。
お風呂で暖まる代わりにサウナで暖まり、水風呂やシャワーで汗を流すのも良いですね。
血管が締まるので、体の熱が逃げにくくなり、湯冷めを防ぐことができます。
基本的にはメンテナンスや維持費はあまりかかりませんが、サウナヒーターやサウナストーンなどの備品は交換することもあるでしょう。
サウナのお手入れ(メンテナンス)
フィンランド流のサウナの場合、湿度が高い環境なのでカビに注意することが大切です。
カビを防ぐためには、体にタオルを巻いて入ったり、ベンチにタオルを敷いて座ったり、直接汗がかからないように工夫しましょう。
日頃のお手入れは、使う度に水拭きをしてサウナの余熱で乾燥させるとベスト。
汗は透明ですが、時間が経つとカビとなり、黒ズミの原因となります。
しっかりと拭き取りましょう。
また、長期間使わないと乾燥で木材にヒビが入ることがあります。
こまめに使用し、どうしても使わない時は水を張った洗面器などを置いても良いでしょう。
まとめ
ロウリュ式サウナはマイナスイオンを発生し、美容や健康はもちろん、リラクゼーション効果も高いものです。
イニシャルコストは掛かりますが、その後の維持費用はさほど掛かりません。
サウナに定期的に通っている方は、思い切って自宅に設置した方がお得かもしれませんね。