カバードポーチの間取りや費用について。新築や後付けする際に押さえておきたいポイント4点。
玄関や庭にある大きなウッドデッキ。
子供が遊ぶのを見守りながら、読書をしたり、サーフボードのメンテナンスをしたり、時には友人を呼んでバーベキュー。
憧れのライフスタイルですよね。
カバードポーチとは、家の屋根を延ばして、テラスの上部を覆ったデザインのこと。
屋根があるので、強い日差しや雨を避けながらテラスで過ごすことができます。
また、プライベートでありながら半屋外という開放感を得られることや、家とテラスを一体感のあるデザインにできるのもメリットです。
カバードポーチは輸入住宅に多く見られ、アーリーアメリカン、カリフォルニアスタイルの住宅にはカバードポーチが定番のスタイル。
サーファーズハウスとして、男性からの人気も上々です。
アメリカンなイメージが強いカバードポーチですが、女性から人気のある北欧住宅やフレンチスタイルの住宅などにも取り入れることができます。
この記事では、カバードポーチのある家の間取りや使い方、新築・後付けの場合の費用など、カバードポーチを設置する為のポイントをご紹介します!
カバードポーチのある家の間取り
カバードポーチをプランニングする際には、部屋の広さとのバランスが大切です。
居住空間に影響を与えないか、用途に必要な広さを確保できるかなどを考えていく必要があります。
カバードポーチのある家の間取りをご紹介します。
広さのあるカバードポーチの間取り
しっかりと広さのあるカバードポーチは多用途に使うことができます。
子供やペットも広々と遊べ、バーベキューも存分に楽しめるでしょう。
比較的カバードポーチを広くとることができる2階建ての施工例です。
リビングが開放的な平屋のカバードポーチ
リビング全面がカバードポーチとなっている開放的な間取りです。
窓を開け放てば、自然と一体感を感じられるリビングに。
ウッドデッキを通路のようにも使え、平屋ならではのアクセスの良さもポイントです。
浴室からカバードポーチへアクセスできる間取り
玄関と面していないプライベート感のあるカバードポーチ。
洗濯してすぐにカバードポーチで干せるのがとても便利ですね。
入浴中の一休みもできそうなプランです。
費用について
カバードポーチのある家を建てるにはどのくらいの費用が掛かるのか、参考までに新築の場合と後付けの場合を分けてご紹介致します。
新築の場合
新築する際にカバードポーチを設ける場合は、新築費用にプラス50万円前後(約10㎡)が相場になります。
※使用する素材や、ウッドデッキ部分は別途費用(下記の”後付けの場合”に記載)が掛かります。
後付けの場合
カバードポーチを後付けしたい場合は、ウッドデッキと屋根の工事が必要になります。
ウッドデッキ新設の費用相場は、10㎡で約25~40万円となっています。
新築後に工事をする為、
・再度足場を設ける
・屋根を付ける為に外壁に穴をあける
・外壁の防水を行う
といったことが必要になります。
ウッドデッキの広さと屋根材にもよりますが、約100万円〜と見ておくと良いでしょう。
カバードポーチのデメリット
カバードポーチのデメリットは費用が掛かることですが、他にも多少のデメリットがあります。
検討する前に知っておきましょう。
リビングの日当たりに影響する
カバードポーチがリビングに面している場合、リビングの日当たりに影響する場合があります。
カバードポーチが広すぎると、「リビングが暗い…」ということも。
方角にもよりますが、カバードポーチの奥行きは1.8m以内が良いと言われています。
どうしても広いカバードポーチにしたい場合は、天窓の設置がおすすめです。
また、採光に関しては、土地条件と合わせて建築士と相談しながら決めていくと良いでしょう。
清掃やメンテナンス
カバードポーチは屋根があるとはいえ、屋外です。
こまめな清掃はどうしても必要になります。
玄関に面したカバードポーチは、毎日出入りするのでキレイにしておきたいものですね。
ウッドデッキのメンテナンスは、天然木材と人工木材で異なります。
天然木材は塗り替えと防腐剤の塗布を年に1度はするようにしましょう。
天然木材のウッドデッキは、耐久性を維持するためにメンテナンスが必要不可欠です。
人工木材のウッドデッキは、表面加工が施されているので、水洗いや中性洗剤を使った水拭きを日頃からしていれば、特別なメンテナンスは必要ありません。
カバードポーチのオシャレで楽しい使い方
カバードポーチの楽しい使い方をエクステリアの実例を交えながらご紹介します。
シャビーでオシャレなカバードポーチ
アンティークな雰囲気が漂うカバードポーチは、極上の癒し空間に。
透けるようなカーテンも美しくて素敵。
アウトドアダイニングを楽しめるカバードポーチ
まるで避暑地のカフェのようなカバードポーチ。
休日のブランチはここで決まりですね♪
爽やかなマリンスタイルのカバードポーチ
白い板壁とフェンスが爽やかな印象を与えるカバードポーチ。
ポストやマリンランプのセレクトにもこだわりを感じる素敵なエントランスです。
子供の遊び場として大活躍
カバードポーチは子供の遊び場にぴったり。
目が届く場所で、夏はプールを置いて水遊び。
雨の日でも走り回れる場所は貴重です。
家族で休日を満喫できるカバードポーチ
タイルデッキのカバードポーチは、バーベキュー後のお手入れもしやすいのが嬉しいですね。
子供はブランコで楽しみ、大人はソファーでリラックス。
家族で休日をのんびり過ごせるカバードポーチです。
ストリングライトでオシャレにライトアップ
ストリングライトでライトアップすれば、夕暮れのバーベキューも楽しめる空間に。
照明ひとつで大人の雰囲気に変わります。
隠れ家のようなカバードポーチ
書斎からアクセスできるカバードポーチは、はしごの階段で2階へ登れるようになっています。
ちょっと探検してみたい面白い間取りですね。
まとめ
カバードポーチは、ライフスタイルをガラッと変えてくれる可能性を秘めています。
趣味のスペースとしても、家族や友人の憩いの場としても、多用途に使えるカバードポーチ。
これからの暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか。