オーニングとは?特徴や選び方など、知っておきたいポイント5点をご紹介。

オーニング

カフェのテラス席などでよく見かけるオシャレなストライプの庇(ひさし)。
布のように見えますが、しっかりと日差しを遮り、意外と快適に過ごせると感じたことはありませんか?
この布で作られた庇のことを「オーニング」といいます。

オーニングは家に取り付けることも可能です。
暑さをしのぐだけではなく、デザインも豊富なオーニング。
設置するだけで、外観の印象がガラッと変わります。

この記事では、オーニングの選び方やメリット、設置費用などについて解説致します。

 

 

オーニングとは

オーニングとは、厚手のテント生地で作った庇のようなもの。
生地の部分をキャンバスといいます。
カーテンやブラインドのように家の内側からではなく、外側から熱を遮断するので、高い遮熱効果を得られるのが特徴です。

直訳すると、「日除け」「雨よけ」という意味を持ち、発祥はイタリアを中心とするヨーロッパ。
オーニングを取り入れている住宅は日本ではまだ多くありませんが、近年の猛暑の影響もあり、最近注目を集めています。

似たようなものに”シェード”や”タープ”がありますが、そちらは簡易的なもの。
多少の日除けはできますが、オーニングほどの効果は得られませんし、雨よけとして使える商品は多くありません。

続いては、オーニングの効果とメリットをご紹介します。

 

省エネ効果

1枚の布を張るだけで、どのくらいの日除けになるのか疑問を感じるかもしれませんね。

窓に何も設置していない状態のエアコン使用量を100%とした場合と比べると、オーニングがある家のエアコンの使用量は、約1/3程度になると言われています。
カーテンだけ設置した場合は、約70%と言われていますから、意外と大きな効果が得られることがお分かりいただけると思います。

 

直射日光から家を守る

直射日光が家の中に入るということは、紫外線も一緒に入ってくるということ。
紫外線は様々なものに悪影響を及ぼします。

女性にとっても日焼けは大敵ですが、家具や内装にも同じことが言えます。
オーニングは室内にいる時の紫外線から身を守り、床や畳、家具など内装の日焼けや色あせを防ぐことができます。

 

プライバシーを守る

人通りが多い道路に隣接しているお住いの場合、「周囲の視線が気になるのでいつもカーテンを閉めたまま」という方もいるかもしれませんね。

オーニングは日差しだけではなく、視線も遮ることができます。
どうしても視線が気になる場所にはオーニングで目隠ししてみるのもひとつの方法です。

 

 

オーニングの設置場所について

おすすめの設置場所としてまず挙げられるのは、やはりテラスやバルコニー、ウッドデッキです。
オーニングの下にテーブルセットを置けば、たちまちオープンカフェが完成します。
ちょっと開放的に過ごしたいときにはとても便利ですね。

西日が差し込む窓にも、オーニングが効果を発揮します。
小さな窓でもかなりの日差しや熱量が入ってくるので、西向きの窓にはオーニングの設置がおすすめです。

また、屋根や庇のない玄関にオーニングを設置することもできます。

 

 

オシャレなオーニングの使い方

オーニングがある家のオシャレな実例をご紹介します。
オーニングは外に取り付けるのでエクステリア商品ですが、室内からも見えるのでインテリアとのバランスも大切。
選び方やコーディネートの参考にしてみてください。

 

北欧住宅のオーニング


グリーンの外壁とコーディネートしたオーニング。
小さい窓なら気軽にキャンバスを変えられるので、季節でチェンジしても良いですね。

 

優しい光だけを室内へ

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日差しも視線も遮るオーニングなら、レースのカーテンだけで過ごすことも可能。
柔らかな日差しだけを取り入れて。

 

モノトーンな空間を仕上げるシンプルなオーニング

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ベランダガーデニングもオーニングがあれば快適に過ごせますね。
男前なインテリアとガーデニングは好相性。
暑さに弱い植物を守るのにもオーニングは有効です。

 

外観もインテリアも彩るオーニング

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イエローストライプでかわいい外観に。
室内から見えるオーニングはインテリアの一部にもなりますね。

 

シャビーシックなテラス

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ウッドデッキからオーニングまでホワイトで統一されたロマンチックスタイル。
優雅なティータイムが楽しめそう。

 

多用途に使えるオーニング

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アームがしっかりとしたオーニングなら、多少の風があってもアウトドアダイニングを楽しむことができます。
ベランダに設置したオーニングは、洗濯物を干すのにも便利。
急な雨でも慌てずに済みます。

 

 

オーニングの価格

オーニングには様々なサイズや種類があり、キャンバスを手動で巻き取るか、電動で巻き取るかでも費用が変わってきます。
規格間口1,820mmを目安とした相場費用をご紹介します。
※自立式以外のタイプでは、生地/出幅/取り付け箇所によって相場よりも高くなることがあります。

 

壁付け型

木造住宅には壁付け式のオーニングを取り付けることができます。
価格も独立型よりもお手頃の商品が多くあります。

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壁付け型のオーニングは、手動式で約14~22万円(工事費込み)が相場費用となっています。
電動式では約18~27万円(工事費込み)が相場となるでしょう。

 

独立型

軽量鉄骨造やALCの外壁には、壁付け式のオーニングを取り付けることができません。
その他にも壁付けが困難な場合は、独立型のオーニングがおすすめです。

オーニング_リクシル
出典:LIXIL

独立フレーム式のオーニングは、手動式で約26~32万円(工事費込み)、電動式で約30~35万円(工事費込み)が相場の費用となっています。

 

自立式

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自立式のオーニングは、突っ張り式なので比較的容易に取り付けることができます。
自立式なら業者に依頼せず、DIYで設置が可能です。

キャンバスは巻き取り式で簡単に収納でき、価格もお手頃で約3~5万円程。
あまり大きなサイズはないので、玄関や小さめのテラスにおすすめです。

 

 

オーニング設置の注意点

オーニングは自立式を除いて、設置角度を決めてから施工します。
後から角度を変えるのは難しい為、日差しの入り方をよく確認しておきましょう。
日差しの角度は、季節や時間によっても変わるので注意が必要です。

また、雨よけとしても使えるオーニングですが、基本的には雨が降ってきたらしまうことが長持ちさせるポイントです。
特に積雪の際には、キャンバスに荷重がかかるので、雪の日もしまっておきましょう。

 

 

まとめ

後付けも比較的手軽にできるオーニング。
デザインも豊富でカタログを見ているだけでも楽しい気分になります。

オーニングを取り入れて、おしゃれでエコな生活を始めてみるのも良いかもしれませんね♪

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