輸入住宅とは?輸入住宅の種類や特徴、メリットやデメリットをご紹介

輸入住宅
出典:pixabay

輸入住宅というと、欧米ならではのデザインの住宅が浮かびますが、どのような特徴があるのでしょうか。
輸入住宅はデザイン性の高さだけではなく、住まいの性能の高さにも魅力があります。
輸入住宅の歴史に触れた上で、輸入住宅の特徴やメリット・デメリットなどについてご紹介します。

 

日本の輸入住宅の歴史

日本の輸入住宅の歴史は、明治時代にあたる1910年頃に、「あめりか屋」がアメリカから組立住宅を輸入したのが始まりとされています。

その後、日本で輸入住宅が広まったのは、1980年代のこと。
背景として、1974年に建設省(現国土交通省)が北米で一般的な2×4(ツーバイフォー)工法を告示化したことが挙げられます。
それまでは、ツーバイフォー工法による住宅を建てるには、建設省から個別に認定を受けることが必要でしたが、木造軸組み工法と同様に一般的な工法として採用できるようになりました。
また、消費者が「欧米風住宅」ではなく、装飾部材や建築部材を輸入した「本物」の欧米の住宅のニーズが高まったことによります。
1990年代に入ると、住宅購入を検討するときの選択肢のひとつとして輸入住宅が定着し、普及してきました。

 

輸入住宅の主な種類とは

輸入住宅で主流なのは、アメリカやカナダなどの北米の住宅と、スウェーデンやデンマークなどの北欧の住宅です。

北米の輸入住宅で代表的なのは、アーリーアメリカンスタイル。
細長い板状のサイディングを重ねて横張りしたラップサイディングによる外壁や、切妻屋根にドーマーと呼ばれる小窓がついた小さな三角屋根がついているのが特徴的です。
ヨーロッパ大陸から移住した人の住まいのデザインが基本になっている為、イギリスのデザインのブリティッシュ風、フレンチ風といったデザインスタイルもあります。

一方、北欧の輸入住宅は断熱性や気密性が高く、外観は切妻の大屋根が特徴的。
内装はシンプルでナチュラルなデザインで、白い壁に無垢のフローリングを用いることが多く、木製サッシや木製の玄関ドアが取り付けられ、木の温もりが感じられます。

また、北米や北欧の輸入住宅には、ログ材と呼ばれる丸太を積み上げてつくられるログハウスもあります。

 

輸入住宅の特徴は?

輸入住宅は、海外の生活様式や文化などの設計思想をもとに設計され、海外の部材を輸入し、海外の工法で建てられた住宅です。
流行に左右されないデザインの住まいが多く、木質系の素材が多用され、レンガなどが使われていることもあります。

機能面では、輸入住宅はツーバイフォー工法が用いられていることが多く、壁や床、天井の“面”で支えていく工法のため、耐震性や耐久性が高いのが特徴。
多くの輸入住宅は外断熱で断熱材に厚みがあるため断熱性に優れ、気密性も高く、住まいの基本的な性能が高いことも人気の理由です。

 

輸入住宅のメリットとデメリットは?

輸入住宅は装飾部材や構造材を輸入している為、欧米のデザインを真似て造った住まいとは異なる、本物ならではの風合いの良さが感じられることがメリットの一つ。
また、耐震性や耐久性が高いことから、長い期間安心して暮らせることができます。
断熱性や気密性が優れていることで、夏も冬も快適に過ごしやすく、冷暖房効率が良いことや結露が起こりにくいこともメリットです。

一方、輸入住宅は価格の高さがデメリットに挙げられることがありますが、素材の良さや品質の高さの表れともいえます。
また、輸入住宅は使用する部材や構造などの違いから、修繕の対応ができる業者が限られる為、メンテナンスの問題が生じることがあります。
輸入住宅を購入するときには、アフターサービス体制が充実した会社を選ぶことが大切です。

 

まとめ

住まいの基本性能が高いことが輸入住宅の特徴の一つですが、使用する断熱材や断熱工法には違いがあります。
輸入住宅を購入する際にはデザイン面だけではなく、住まいの性能の面や建築素材、アフターサービス体制も確認した上で検討しましょう。